『パーマカルチャー&ヨーガ講座合宿〝車輪キャンプ〟@富士エコパーク』レポート②

今回、企画をさせてもらいました佐藤ですが、個人的な感想として、つらつら書かせてもらいます。
ヨーガで快適な自分を保ち、パーマカルチー的な環境の中に身を置くことで参加者は何かに気づき日常生活が今よりも良くなればいいなぁと考え、実習やフィールドワークを中心にプログラムを作りました。
論より証拠!知識や理論でパーマカルチャーとヨーガを頭で繋げるよも、体験型にしたことで思った以上に、違和感なく参加者の中に2つの文化が浸透していくように感じました。(逆に理論編があっても楽しそうだなとも思いましたが…)
僕は、今回の合宿を通してひとつ当たり前のことに気が付かされました。それは快適な人間関係の重要です。(ここで言う快適な人間関係とは、無理してみんなと仲良く接する必要もなく、無理して気の合わない人と接する必要がない良い塩梅の関係です)快適な人間関係が無くては、社会全体の中(個が属している数ある団体やグループ、家族も含む)で快適な自分を維持することも、より良い環境を作ることも、それを発展させることもできないと思いました。
ヨルツドで皆が告白したように、私達は日常で、多くある人間関係上、無理して自分を演じたり、我慢して自分を押し殺したり、不本意な行動をとってしまいます。嫌われたくないからとか、仕事だから仕方ないとか、これも自分の一部だからとか、何かと理由付けしてゴマカシますが、それは我慢するストレスとして無意識の内に心身を蝕んでいます。その我慢の蓄積は、個人的なストレス問題以外にも、複雑に影響して絡み合い、大きな社会問題や環境問題の原因の一部になっているように感じました。
大事なことは、とにかく無理をせず我慢をしない自分でいること(昔から嫌いな事は避けてますが笑)。そして他人を我慢させてまで拘束するような事をしないこと。自分が本気で打ち込みたいことには真剣に取り組むこと。また、他者とも共感できる共通の目的や仕事があれば、協力してそれを実現すること。いたってシンプルな態度を心がけようと思いました。このような態度はパーマカルチャーの原理原則の中にも含まれているし、ヨーガ実践者が心がける日常での態度でもあります。
今回のヨーガ講座で学んだ様に、私達は我慢して無理している時など、自らで自らの脳を物理的に傷つけています。また、私達が、誰かに我慢を強いたり無理をさせた時、相手の心を傷つけているだけでなく、物理的に相手の脳に損傷を与えて怪我をさせていることも覚えておきたいところです。
しかしヨーガによって自らをリセットして、最適な状態に戻し、脳のダメージを回復できることも忘れないでください。
もし、自分に攻撃的な親や上司や彼氏や彼女や友達がいたら優しくその事を教えてあげましょう。それでもわからないようなら、来年の車輪キャンプに行ってみなよ☆と誘ってみてください(笑)
参加者の方が最後のふりかえりで印象的な合宿の表現をしてくれました。「最後のヨーガ実習の蜂の羽音の呼吸法の時、それぞれが自由に好きな音を出していて、た〜まに不協和音も聞こえるけど全体の音の響きがこの合宿のようにとても美しかった」と。なんともいい表現ですね☆
合宿中のルールは最小限、伝えていたのは禁酒くらい。進めたのは、結果的に自由参加となっていたプログラムだけ。そこで各自が自由に行動し発言して立ち振る舞う。たとえそれが不調和な行動で非協力的な態度でさえも、悪気はないし、みんなはそれぞれに夢中だし、全体を当たり前のように受け流している 。
そんな自由で快適な人間関係が自然発生していた合宿になったのではないでしょうか。だって、どう考えても一番自由に長く生きてきた設楽さんが、「しっかし今回のみんなは自由でいいなぁ〜」と笑顔で何度も何度も、こぼしていましたから。